オリンピックボランティアって何? そんな素朴な疑問にお答えします

 

Q1.1) オリンピックボランティアって一体何するの?
Q1.2) 何人のボランティアがシドニー五輪で働くの?
Q1.3) 何かもらえるの?
Q1.4) 大変なことって何?
Q1.5) ボランティアに参加するメリットは?
Q1.6) 競技を近くで見ることができるの?
Q1.7) 選手や有名人に会えたりする?
Q1.8) 業務中はやっぱり英語?
Q1.9) 今からでもボランティアになれるのかな?
Q1.10) 大会までの予定は?

 

Q1.1) オリンピックボランティアって一体何するの?
A1.1)

オリンピックボランティアは、大会の運営に必要な様々な業務を担当します。業務内容は、観客案内、通訳、輸送、警備、救護、報道支援など多岐に渡っています。大会運営スタッフのほとんどがボランティアであり、ボランティア抜きでは巨大化した近年のオリンピックを支えることは不可能と言えるでしょう。
詳しい業務内容については、「お仕事一覧」を参照してください。

ちなみに、私が担当するのは、オリンピックパーク内にあるメインプレスセンター(MPC)でオリンピックニュースサービス(ONS)のアシスタント業務です。競技結果や選手情報などオリンピックの公式情報を製作し、報道関係者に提供する仕事です。「私のお仕事」

 

Q1.2) 何人のボランティアがシドニー五輪で働くの?
A1.2) 長野オリンピックでは約3万5千人のボランティアが活躍しました。規模がもっと大きな夏のオリンピックであるシドニー大会では、約4万7000人必要だと言われています。大会を運営するスタッフのほとんどがボランティアであると考えていいでしょう。

 

Q1.3) 何かもらえるの?
A1.3)
大会時に組織委員会から支給されるものは、勤務中の食事、無料の交通機関利用、そして大会ユニフォームです。宿泊場所は提供されないため、各自で確保しなければなりません。ちなみに、長野オリンピックでは、長野県外からの参加者については、宿泊場所が提供されました。
大会ユニフォームは、「お仕事一覧」にイラストが載っています。

 

Q1.4) 大変なことって何?
A1.4) ボランティアは、ご存知のとおり無償奉仕であり、金銭的な見返りはありません。逆に、渡航費や宿泊費など自分で負担しなければならない部分もあります。また、面接や研修など受けるため前もってシドニーに滞在する必要があり、時間的にも金銭的にも負担は大きいといえるでしょう。
勤務中は、ポジションによってはハードな任務を任されることもあり、精神的、肉体的にストレスが溜まることがあります。それを乗り越えられるような忍耐力と、そして何より、ボランティア同士で助け合うことが大切です。
「ボランティア物語」

 

Q1.5) ボランティアに参加するメリットは?
A1.5) 「オリンピックは参加することに意義がある。」という言葉があります。これは、選手たちだけに言えることではなく、ボランティアスタッフにも当てはまるのではないでしょうか?
大会の成功に向かって、みんなで協力して運営に取り組む。金銭的な見返りはありませんが、世界的なスポーツイベントであるオリンピックの運営に参加することは、お金には代えられない貴重な経験と知識、そしてかけがえのない友を得ることができるのです。 無事に閉会式を迎えた時、最高の達成感を味わえるもオリンピックボランティアの醍醐味です。

 

Q1.6) 競技を近くで見ることができる?
A1.6) 「ボランティアになれば、競技を近くで見ることができるかも知れない。」と思って応募する方がいます。確かに、担当業務によっては競技を間近で見ることができる場合もありますが、ボランティアの多くは競技と関係ない場所で業務に当たっています。ボランティアの目的は、競技を観戦することではなく、与えられた業務を楽しみながら行うことにあります。競技を見ることができるポジションに就いた人は運が良かっただけで、そうでない人と業務内容に格差がある訳ではありません。

 

Q1.7) 選手や有名人に会えたりする?
A1.7) これもQ6)の回答と同じで、業務や配置会場によっては、選手や有名人などに間近で会えることがあります。選手村やVIP関連施設に配置されれば、日常的に有名選手やIOC理事たちと接触することが可能でしょう。しかし、それに甘んじて握手を求めたり、一緒に写真を撮ったりするといった行動は控えなければなりません。それが、業務中であるのならなおさらです。
大会が始まってしまえば、周囲からは組織委員会もボランティアも関係なく運営スタッフの一員として見なされます。我々、オリンピックボランティアは、世界最大のスポーツイベントを支えているのだという自覚と責任を常に持ち、業務に当たらなければなりません。

 

Q1.8) 業務中はやっぱり英語?
A1.8) 長野オリンピックでは、業務に関する日常的な会話は日本語でしたが、シドニーオリンピックでは英語が中心です。オリンピック憲章では、使用する言語は、英語、フランス語、開催国の言語となっていますので、シドニーでは英語とフランス語が中心となります。申込みから始まり、面接、研修、そして大会期間中と会話、読み書きを含めた英語能力は必要不可欠です。
もちろん、日本人選手や関係者、観客を相手にする業務にでは、日本語を話すスタッフが存在します。ですが、組織委員会側とのコンタクトはすべて英語になりますので、 やはり業務に支障を与えない程度の英語力が必要でしょう。

 

Q1.9) 今からでもボランティアになれるのかな?
A1.9)

正式なボランティア募集は、1998年末に締め切られています。ただ、実際はその後も応募を受付けていたようで、2000年に入って登録された方もいます。2000年9月から実際にボランティア業務が始まるため、事実上、登録は難しいと思われますが、もし人員不足が生じた場合、業務によっては追加募集する可能性があります。ただし、海外からの参加ですので、直接シドニーの組織委員会まで足を運んで交渉するぐらいのやる気を見せないと採用は厳しいでしょう。
ボランティアの応募に関しては、こちらへ。

 

Q1.10) 大会までの予定は?
A1.10)

まず申込書を提出し、面接の連絡を待ちます。そして、シドニーのSOCOG本部で担当官から英語で面接を受け、結果を待ちます。
晴れて採用が決まり、担当会場、業務が通知されると、6月から始まるボランティア研修に参加して知識を深めます。研修はボランティアに関する一般的な事を習う「一般研修」、担当する各会場ごとに別れて受ける「会場研修」
、そして担当業務に関する知識を深める「専門研修」の3回に分けて行われます。
あと、希望すれば各競技で行われるリハーサルを兼ねた国際大会に参加して、経験を積むことができます。そして、2000年9月から、各競技会場、施設でボランティア業務が始まります。
詳細は、「大会までの道」をご覧ください。

 

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